いろいろなものを見たほうがいい。
人は五感を持っていて、それを意識している生命体は
人間だけの様な気がします。
普段はあまりにも視覚的な情報にだけ頼りすぎていて、
触覚や聴覚を使わなかったりする。
旅をすると、それを知ることができる。
それを知らされるのが、旅であるのかもしれない。
毎日、そんな研ぎ澄まされた環境で生活して、
その刺激を仕事そのものに活かすことができることが理想だと思います。
普段の生活で、いかに旅をするか。
どんな内容の一日をつくるか。
僕たちの世界は、そこに尽きるような気がします。
何かを探そうとして美術館に行っても、何も見つかりません。
目を閉じた時に浮かぶもの、デザインの答えは全てそこにあるのです。
旅は続いてゆきます。
植村隆博